「雨と夢のあとに」最終回

最初の1・2話あたりはホラーの安物チックさが面白いと観てたんだけど、後半からは父親の想いとか娘の関係とか悲しいけどやさしくってよいドラマだったわ。最終回ようやく朝晴(沢村一樹)に対する想いを告白した霧子(美保純)や真昼(浅見れいな)が朝晴の姿を見る事ができたり、恋人への怨念を取り除いて成仏したかと思ってた暁子(木村多江)がいつの間にか心残りが朝晴と雨(黒川智花)の親子に代わっていたと、マリアに捕まっていた雨を助けに現れたり、なんつーか嫌味がなくってウルッときた。そして観覧車での最後の別れも、本当に良い別れ方だなあと、悲しいけどやさしくあったかくってまたそこが切なくって。雨と離れなければならないとわかってからの朝晴の表情とかもいちいち泣けてきた。朝晴が自分の両親に「せっかく生んでくれたのに先に死んでごめん」と謝る場面なんか泣かずにいれれますかあ〜。沢村一樹さんて変な人としか思ってなかったんだけど、いや〜いい役者さんですよ。ホント、こんな良いドラマだったなんて初回見ただけではわからないものだな。観続けてよかったあ。