「それでもボクはやってない」

怖いですね。そーやって裁判が進められていくのかと思うと怖いです。むしゃむしゃと何か食べてるそこのおっさん、もっと真剣に見とかなあかんでえ〜って思いましたよ。最後の判決シーンで思わず声上げる人がいたりして、そりゃもうリアル過ぎて「どうだった?」って感想聞かれても「怖かったよ」って言うしかないというか、おもしろかったわ〜なんて言えない雰囲気。もちろん、いつものように加瀬くんサイコー!なんて言ったりしたら人格疑われそう。でも重苦しい感じはなくってクスって笑うシーンもあるんですけどね、「おもしろいよ、観に行ったほうがいいよ」なんて軽く奨められないんです。例えば新人弁護士を中心にするともっと入り込みやすかったんじゃないかなと。女の人は「本当は痴漢してんじゃないの?」ってついつい疑いの目でみてしまうと思うんですよ。ちょっとネタバレになるので書けないんですけど「やっぱりね」って思ってしまうシーンがあったりしたもので。弁護する側で女性で当事者のことを知らないという人物の気持ちの変化とかがもうちょっと入ってたらなあ・・・
っで人格疑われてもいいから言っちゃいますけど、いやホント、加瀬くんはすばらしいです。最初っから最後まで”加瀬亮”なんですよ。演技してないとかそういうことじゃなくてフリーターで面接受けに行く途中痴漢に間違われたのは”加瀬亮”なんです・・・そういう感じです。あーまた解らない表現をしてるなあ〜あたし・・・。あと本田博太郎さんに笑わされました。それからもたいさんのお母さん役よかったです。全体的に説明の要らないキャスティングだなあって思いました。
さて、やっぱり、気になる人は映画館に行くべきだよと、書いておきますね。